BILLY JOEL at 東京ドーム

Life

大好きなビリー・ジョエル。16年ぶり12回目の来日公演を観てきた。2008年の前回公演同様、東京ドームで一夜限りの特別公演。チケットは即日完売。とはいえ最近定番の手法で、後日見切れ席の追加販売あり。当日券も出ていてかなりの行列だった。

昨年2月、RED HOT CHILI PEPPERS以来の東京ドーム。

後楽園駅からのアプローチ。突き当りにある巨大スクリーン。

東京ドーム正面。

万全を期して開演時間19時の3時間前、16時に着いたのだが・・・。この物販列。いやな予感しかしない・・・。

全16点あるグッズのうち、この時点で既に13点が売り切れ。目当ての「ワールドツアーTシャツ」も完売とのアナウンス。昨日までの温かさが嘘のように寒風吹きすさぶ中1時間列に並び、ようやく順番が来てカウンターに到達。アルバイトのお姉さんに、唯一残っていた「「アルバムフォトTシャツ」のLサイズはまだありますか?」と訊くと、「ございます」との返事。よかった・・・と安堵した刹那、後ろから「11番売り切れました~」の業務連絡・・・。11番・・・。「アルバムフォトTシャツ」のLサイズ・・・。本当にがっかりした・・・。僕があまりに悲しそうな顔をしたのか、アルバイトのお姉さんも消え入りそうな声で「申し訳ございません・・・」と言ってくれた。いやいや。あなたは一つも悪くないです。

気を取り直して、一緒に観に行ったカタギの幼馴染ふたりと合流。居酒屋で開演時間まで0次会。軽く潤して開演30分前に会場入り。

入場後に手渡されるフライヤ類の中に、最近の流行というか、ちょっとした来場者特典として昔ながらのデザインチケット風のカードが入っていた。

S席1階23ゲート37通路32列285番。なかなか観やすそうな良い席。平日だが流石の入り。開演までに見事満席。皆、万障繰り合わせて来ているのだろう。

それにしてもチケットが高い・・・。この公演に限らず、昨今の大物アーティストの来日公演のチケット代はあまりに高すぎる。去年STINGを観に行った。SS席25,000円だった。来月はQUEEN + ADAM LAMBERTを観に行く。やはりSS席25,000円。

今回でいえば
VIP SS席 100,000円
VIP S席 50,000円
バルコニー席 35,000円
S席 24,000円
A席 16,000円
B席 12,000円

しかもA席やB席のエリアは申し訳程度。実質、座席レイアウトの7~8割がS席。ビリーの音楽も演奏も本当に素晴らしい。S席24,000円を払っても何ら惜しくない。勿論僕らはそう思う。でもこんな価格設定では若者達は絶対に観に来れない。こんな状況が常態化している以上、若者が洋楽を聴かなくなっても当たり前だ。

歴史的な円安が大きく影響していることは想像に難くない。際限なく国力を下げ続ける無能な政府を野放しにしているのは誰だ。我々国民だ。人生について、社会について、我々一人一人がしっかり考えないと、当たり前に楽しめるはずのものが楽しめない世の中になってしまう。

コンサートは本当に素晴らしかった。1/11に行われたマジソン・スクエア・ガーデンでの常打ち公演のセットリストを頭にいれておいた。多少、曲目や順番の入れ替えもありつつ基本は似た感じ。「全曲ヒット曲」の謳い文句に偽りなし。全曲名曲。全曲歌える。

御年74歳。オーバーウェイト気味なのか、スタンドマイクを抱えてステージを歩く際は足元が少々危なげ。ハイピッチも若干苦しそうではあった。でもそれは僕が、何十年も前の、ビリーが20代や30代だったころの録音を未だに聴き続けているから勝手に(昔と比較して)そう思うだけで、ビリーの今の年齢で、あのコンディションとパッションを維持しているのは掛け値なしに素晴らしいと思う。ツアーに出てくれるだけで感謝の一言。文句などあろうはずがない。

バンドも素晴らしかった。キーボードがデヴィッド・ローゼンサール、ドラムがチャック・バージのRAINBOW組。オヤジロックファンは大いに反応していた。そしてメンバー全員、歌がメチャクチャ上手い!サックス&パーカッションのクリスタル・タリエフェロも凄かったけれど、リズム・ギターのマイク・デルジュディスがヤバ過ぎた・・・。パヴァロッティの名演でも有名なプッチーニの”Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)”で、大フィーチャーされていた。

音楽が持つパワー、そして素晴らしさを存分に満喫した2時間半。ポジティブなエネルギーを大いに受け取ったし、希望の灯を見た。素晴らしい夜だった。

2月17日(土)。8回目となるビリー・ジョエルのトリビュートライヴを開催する。最大限の敬意と愛をこめて、精一杯僕なりに。ご予約は好評受付中。


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