
大好きなコメダ珈琲のみそカツパンで1日をスタートする。

2011年の初ライブから14年。遂にレコーディングに辿り着いた。構想は大分前からあったが、このプロジェクトに相応しい環境を揃えるまでに長い時間が掛かってしまった。

今回は僕が歌唱技術担当講師を務めているESP学園のレコーディング・スタジオをお借りした。

せっかく広いルームがあるので、僕の希望でリズム・セクションはライブ(同時)でレコーディングした。

キーボード、清水永之。どんな現場でも信じられられないほど丁寧に仕込んで、一番面倒なところをカバーしてくれる頼れる先輩。

ベース、山田直子。日本一漢らしいベースを弾く女性ベーシスト。しなやかさと豪胆さのバランスがいつでも最高。

ドラム、瀧山清貴。何かあったらまず最初に連絡する人。いつでもどんな曲でも、思った通りにシーンを作ってくれるドラマー。そして僕が一番好きなドラマーのひとり。

ギター、知野芳彦。アレンジとサウンドプロデュースもお願いした。心から信頼している。

ベテラン揃いなので、レコーディングは極めてスムーズに進んだ。全工程、ほぼ2~3テイクで終了。

世の中には都度構成人員を変えて気分をリフレッシュしたいタイプの人も確かにいる。そういう人はそれでいい。でも僕はそうではない。このプロジェクトに限らず、僕はメンバーを変えるのが好きじゃない。同じ人と積み重ねたい。積み重ねる事でしか得られないものを共有したい。まずそもそも、ある一定のレベルを超えた人としか一緒に何かをやる事はない、という前提がある。良いと思っている人としかやらないのだから、何か問題が起きたとしても一緒に乗り越えればいい。むしろそういう経験を経て「場」はさらに豊かに育つ。

1年に1回のセッション・ライブ。このプロジェクトは枠組みとしてはそういう事だが、同じメンバーで音を奏でるうちに「1年に1回集まるバンド」に成長した。今や完全にバンドサウンドになっている。最高だ。

アシスタント業務を頑張ってくれたESP学園の若者たちと。
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