Visiting Sri Lanka – Anuradhapura

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3日目。今から2,500年以上も前に栄えたスリランカ最古の王朝、アヌラーダプラ王国の遺跡を巡る。

まず最初に訪れたのは、現存するアヌラーダプラの仏塔の中で最大規模を誇るアバヤギリ大塔。高さは約75m。かつてのスリランカ大乗仏教の総本山。

アバヤギリ大塔の涅槃像。

トゥーパーラーマ・ダーガバ。とても美しい釣鐘型の仏塔。仏陀の右鎖骨が祭られている。

ルワンウェリ・サーヤ大塔。全高55m。かつては110mもあったと考えられている。

スリランカの仏塔や仏教建築の施設に入る際、脱帽し靴を脱がなければならない。気温は40度近い。直射日光に焼かれた石畳や砂は物凄い熱さで、そこを裸足で歩くのは日本人にはとても無理。その事はガイドブックを読んで事前に把握していたので、毎日捨ててよい靴下を履いていった。

ルワンウェリ・サーヤ大塔の仏足跡。

そしていよいよこの旅のハイライト。他の遺跡とは段違いに警備が厳重で、入場口にはマシンガンを構えた軍警までいた。

スリー・マハー菩提樹。スリランカ仏教最高の聖地。紀元前3世紀頃、ブッダガヤの菩提樹、つまりゴーダマ・シッダールタがその根元に座り悟りを開いたとされる、かの菩提樹から分け木され植樹された。

オリジナルの菩提樹は、5世頃の仏教弾圧の際に切り倒されている。今日、ブッダガヤに現存する菩提樹は、このアヌラーダプラのスリー・マハー菩提樹からさらに分け木されて戻された三代目。それだけに仏教を信仰する人々にとって、この木は極めて神聖なものとなっている。

僕には、何かのメッセージを受け取ったりする力は全くないが、とても気分の良い場所だった。

クッタム・ポクナ。英語ではTwin Ponds。修行僧たちの沐浴場。

ここまで天候には恵まれていたが、スコールにあってしまった。濡れてもよいトレッキング・ウェアを着ていたので、ズブ濡れになりながらそのまま遺跡巡りを続行。ジェータワナ・ラーマヤ。日本のガイドブックには大きく取り上げられていないが、ありがたい経典が刻まれた金板が収められており、現地の人たちにとっては重要な仏塔らしい。

最後に訪れたのはイスルムニヤ精舎。通称Rock Temple。

イスルムニヤ精舎の上から眼下を見下ろす。

大満足してホテルに帰還。遺跡間の移動はトゥクトゥクだが、靴下1枚で一日中歩き回ってクタクタ。


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