Visiting Sri Lanka – Polonnaruwa

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2日目の午後は、10~12世紀に栄えたシンハラ王朝の首都、ポロンナルワへ。はるばるタイやビルマから僧が訪れるほど栄えた仏教都市。無数の寺、仏塔、仏像、仏教建築物が遺されている。かなり沢山観たが全てを掲載するのは無理なので、印象的なものだけ。まずは宮殿跡。

ヒンドゥー教徒によって焼き落とされ現在は3階部分までの壁しか残っていない。かつては7階建て(4階以上の高層部は木造)で、部屋数は50以上あったと考えられている。壁の厚さは3mもあり、しっかり断熱され中は涼しかった。

ポロンナルワの閣議場。

閣議場の柱には各大臣達の役職が刻まれており、座る場所を示している。

王族専用の沐浴場。右側は脱衣所。居室のある建物から10数メートルだが、王族は自らの足で歩くことはなく、台座で担がれて移動していた。

クワドラングル。さほど広くない四辺形のエリアに11の仏教建築が密集している。新しい王が即位するごとに、それぞれに仏塔を建立したらしい。

クワドラングルで最も目立つ円形の仏塔、ワタダーゲ。

各建造物の入り口にある魔除けのムーンストーン。

ワタダーゲの向かい側にある仏歯寺、ハタダーゲ。仏歯寺とは、その名の通り仏陀の歯を祭る寺。

ポロンナルワで最も巨大な水泡型の仏塔、ランコトゥ・ヴィハーラ。高さは55m。かつては尖塔部が金で覆われていたため「金の尖塔」の意味で名付けられた。

ポロンナルワ最大の見どころ、ガル・ヴィハーラ。二つの座像、立像、涅槃像、四体の仏像が並んでいる。これらすべてが巨大な一枚岩に彫られている。

異教徒の侵略を受けた際、この地を征服した異教徒達はこれらの仏像を土で埋めてしまった。しかしそれによって雨風に晒される事がなかった為、約600年後に発掘された時には極めて良い保存状態で発見された。

左端にある座像。もともとは全体がもっと黒かったが、土に埋められている間の化学変化で白っぽく変色した。

右から二番目の立像。自らの死が近い事を悟った仏陀が、自分が去った後の信徒たちの行く末を憂いて悲しげな表情を浮かべている。

涅槃像。ずれた足の指が入滅を示している。

ポロンナルワからほど近いレストラン。外国人向けの店だが、提供しているのはローカル・フード。

昼夜を問わず、喉が渇いたらライオン・ビール。

スリランカスタイルのビュッフェ。多少辛いものもあるが、癖が強すぎてとても日本人には食べられない、といったものはない。どれも美味しい。

現地の人は盛りつけもとても上手。なんとなく様子を眺めて真似してみる。

ホテルに戻ってシャワーを浴びて少し休憩。そして夕食。

夜も勿論ライオン・ビール。


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