Visiting Sri Lanka – Sigiriya Lion Rock

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2日目。最も予定を詰め込んでいる日。現地時間の早朝6時に起床。シャワーを浴びてダイニングへ。ローカル・フードのセットメニュー。真ん中にあるのはホッパーと言って、米粉とココナッツミルクの緩い生地を発酵させて、半球状に焼き上げた料理。中には卵を落としてある。美味しい。

チャーターしてあったトゥクトゥクに乗って目的地へ。

旅のハイライトの一つ。世界遺産、シギリヤ・ロック。

5世紀後半、実の父を殺し、さらには自分よりも血統的に優位な腹違いの弟モッガラーナを国外追放して無理やり王位を奪った狂乱の王カーシャパは、親殺しの後悔の念と弟による報復への恐怖から、僧侶たちの修験場だった切り立った岩の上に、7年もの年月を掛けて他に類を見ない異形の宮殿を建立する。しかし宮殿の完成からわずか11年後、舞い戻ったモッガラーナに敗れ、カーシャパは自害して果てる。カーシャパの死後、都は忘れ去られ荒廃。1,400年後、望遠鏡で岩肌を眺めていたイギリス人によって発見される。

侵入者への防御策として、かつてはワニを放っていた外堀。

麓からシギリヤ・ロックを見上げる。

中腹にある宮殿の入り口。Sigiriya Lion Rockの呼び名の元になっているLion Terrace。現在では前足の一部しか残っていないが、かつては足全体とその上にライオンの頭部があり、ライオンの開いた口を通って宮殿に入っていたと考えられている。

スリランカ人の多数派民族であるシンハラ人の始祖がライオンの血を引いているという伝説があり、ライオンはスリランカのシンボルになっている。

残された前足だけでも相当大きい。

かなり急な階段を登る。

頂上にある王旧跡。

王宮の遺構。岩山の上にこれだけのものを建造するのにいったいどれほどの労働力を投入したのだろうか。

王族専用のプール。つまり浴場。

頂上から歩いてきたアプローチを見下ろす。

足がすくむような急こう配の階段を下りる。実際高所が苦手な人のペースが遅く、時々渋滞が発生していた。

(C) Wikipedia

シギリヤ・ロックの最大の見どころであり、世界遺産登録の大きな決め手となった美女のフレスコ画。The Sigiriya Maidens。写真撮影は不可能なので画像はWikipediaより。かつては500体描かれていたと考えられているが現存するのは僅かに18体。

Mirror Wall。かつてはこの岩肌にも美女画が描かれており、卵黄と蜂蜜と石灰を混ぜて磨き上げた反対側の壁に美女画が映る仕掛けになっていたと考えられている。

登りに1時間30分。下りに30分。往復で約2時間。土産物屋を通らないと出られないのはどの国も同じ。

麓で待たせていたドライバーと合流して次の目的地へ。あまりの暑さに露店でアイスを購入。旅先で食べるアイスは格別に旨い。


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