10月の末にインフルエンザに罹患してしまい、非常に辛かった・・・。39度超の熱が3日続き、熱が下がった後も一週間ほど全身の痛みと吐き気が止まらず。僕は昔から気管支が弱く、風邪をひくと大体気管支炎に移行してしまう。今回、咳がさほど出なかったのは不幸中の幸いだった。でももうすっかり回復した。ツアーに間に合って本当によかった。
『近藤ナツコ＋遠藤フビト』東名阪ツアー。まず今週末に名阪3公演。なっちゃんと2人で1回、赤石さんに来て貰って1回、計2回リハーサルを行った。赤石さんと知り合ってもう大分経つが、フルステージをご一緒するのはこれが初めて。
一度『Jam For Joy』で共演しているのだが、『JFJ』はバタバタの中で全てが走り去ってゆくし、モニター環境が劣悪の極致なので、自分の事に精いっぱいで他の方の演奏がどうだったか、ほとんど記憶に残らない。。。今回一緒にやってみて、赤石さんのピアノは僕とタイムがピッタリ。というより歌をよく聴いて合わせてくれているのかな。来て欲しいところに、音符が必ず来てくれる。凄く歌いやすい。歌っていて楽しい。
一方、なっちゃんの歌と僕の歌は、クセがかなり違う。タイムも全く違う。なっちゃんは基本的に前にいるし、僕は目一杯重い。だから何も考えずに歌うと、全然合わない。
『FAN』でATを含めた3人で歌う時には、歌を合わせようという発想が、そもそもない。スタイルも個性も全然違う3人が、せーのでドンと歌う。ある種ガチャガチャしたところも含めて、それが面白いと思っている。
でも今回は二人だし、マテリアル的にも完全なデュエットアレンジになっているものが殆どなので、そういう訳にはいかない。これまで『FAN』で結構な回数、一緒にライブをやってきたが、そういう意味では今回初めて歌を合わせてみている。最初は全然合わなくて笑えるくらいだったけれども、回数を重ねる毎にお互いドンドン寄り添えるようになり、最終的にはいいところまで行けたのではないかと思う。発見も沢山あった。
通常、こうした小規模セッションはせっかくリハーサルをしても、基本的には1本しかできない。そういうものだ。でも今回はささやかな規模ながらツアーなので4本もやれる。積み重ねる喜びがある。嬉しい事だ。存分に楽しんで、そしてご来場いただいた方々にも、精一杯のものをお渡ししたい。
コメント